海洋を利用した水産養殖は、近年世界的に著しく生産量を増やしており、人類にとって欠くことのできない生物生産システムとなっている。環境保全の観点から水産養殖を見てみると、必ずしも持続可能な生物生産システムとは言えない点も、多数認められる。本講義では、特に、魚類養殖で使用する「飼料」に着目し、魚類養殖で使用される「飼料」の問題点、飼料原料として近年中もうされつつある「昆虫」、「昆虫」の予想外の機能性とその機能を利用した養殖、さらには現在進行している愛媛大学での昆虫の飼料化の取り組みを紹介する。 課題の提出や小テストの受験をもって出席とみなす この科目は非同期型の遠隔授業になりますので,Moodle でコースの教材を確認してください。